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第13日 矢倉沢〜足柄(その1)

                     歩いた距離 13.4km      03.02.01

 今日は足柄峠を踏破するために、小田急新松田で下車し、バスで矢倉沢まで直行する。

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 芭蕉句碑のある東山まで戻り、
矢倉沢の関所にいく坂道を下る。
旧家の庭先に関所跡の碑が立って
いる。

 この道はいつ来ても清潔で、
古い石垣や平屋づくりの家と調和
している。

 御殿場大井線のバス道を斜めに横切るところに、文字だけの大きな馬頭観音がある。
また関場橋という小さなコンクリート橋がある。
 そこから新しく整備した石畳の道になる。少し行くと足柄古道入り口の小さな標示がある。
この道幅、曲がり方は古道のようだ。

 バス道に出て急な上り道を歩くと、「天正18年(1590)に太閤秀吉が小田原城を攻めたときに
徳川家康が陣をしいた」という家康陣馬の跡がある。

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 その先に足柄古道入口というバス停があり、そこに石仏が一つ
立っている。

 そこでバス道と分かれて、整備された林道をひたすら行く。 

yagura13-04.JPG  頼朝のひじ松の説明板がある。
「源頼朝がここで月を鑑賞したが、松の枝が邪魔であったので
ひじで折り曲げた」という。
 崖の細い道を下ると松があるというので行ってみると
小さな祠があるだけで、二代目の松も見当たらなかった。

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 この道が集落の道にぶつかり、地蔵堂とは
逆に左の方に曲がり夕日の滝に行く。
 酒匂川の支流内川にかかる滝で、
夕日に映える美しさから名づけられたという。
上下23m、幅5mということだが、
水がとうとうと流れ落ち、滝壺の周りの岩は
結氷してつららになっている。

 数人の人が写真を撮っている。

yagura13-05.JPG  この集落の日当たりのよいところで、竹の干し竿に
数枚のイノシシの毛皮が干してあった。
 狩猟クラブでもあるのか。

yagura13-08.JPG  地蔵堂の集落は金太郎が生まれ、夕日の滝の水で
産湯を使い、足柄山で育ったといわれる。
 生家跡やかぶと石たいこ石という遊び石がある。

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 この地区の地名にもなった
地蔵堂がある。
 祀られている地蔵菩薩は
鎌倉時代のものといわれる。

 まさに茶店という感じの「ふじや」
というみやげ店がある。
山菜そばを食べる。

yagura13-11.JPG yagura13-12.JPG  足柄峠につながる坂道がある。
ひたすら歩くと途中から「足柄古道入口」という
標示が多くなり、杉並木の中の細い道を行く。
 大きなカーブの車道を、直線に近い古道が
何度も突っ切る形になる。

 途中見晴らし台というところがあるが、周りの木が大きすぎて下界があまり見えなかった。

 杉林の中に、天延4年(976)下総守の任期が満ちて京に帰る源頼光や従者となった金太郎が
休息したという腰掛け石がある。

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